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おしえて!カタバミン

保険についてわからないこと、難しいことをカタバミンが丁寧に教えてくれるよ。

Vol.1 地震保険って何?

「地震保険」の特徴

地震保険は単独では契約できず、火災保険とセットで契約いただく必要があります。
また、保険金額も、主契約である火災保険金額の30~50%の範囲内とされています(ただし、建物は5,000万円、家財は1,000万円が限度となります)。

そのため、例えば弊社に『地震保険に加入したい』とお電話を頂いても、別の代理店さんですでに火災保険にご加入済みの場合、その火災保険契約に地震保険をセットする形しかとれません(かたばみにとっては残念なお話です)。

そして、主契約である火災保険は、各保険会社が工夫を凝らして差別化を図っていますが、こと地震保険に関しては、加入いただく保険会社にかかわらず、補償内容・保険料とも完全に同一です。
地震保険だけで言いますと、どの保険会社でご加入頂いても全く違いはございません。

地震保険 保険金支払いパターン

保険金お支払いの対象となる損害の程度は「全損」、「大半損」、「小半損」、「一部損」の4つがあります。
そして一部損に満たない損害は、そもそも保険金支払いの対象となりません。
何だかこう聞くと、地震保険に加入する気持ちが薄れてしまいますね。

でも、お支払いのパターンが少ないという事は、一定レベルに達すれば保険金が支払われるという面もございます。
先の震災時に印象的だったのは、マンション内の「家財」におけるお支払いが、思いのほか多かったことです。

地震保険 保険金支払い例

ここで、保険金の支払われ方を、火災保険との違いとともに整理してみましょう。
事故原因はそれぞれ火災保険事故(破損・汚損等)と地震、保険の対象は家財という状況を想定します。

(例1 火災保険事故(破損・汚損等)):TVが一台、倒れて壊れてしまった。

<火災保険>

  • 「家財」に対して「破損・汚損等」といった補償のある火災保険であれば、その修理費が支払われます。

<地震保険>

  • 地震を原因とする損害ではないため、保険金のお支払いは生じません。

(例2 地震):寝具、書籍、CD、おもちゃ等が崩れ落ち、破損・汚損が発生した。

<火災保険>

  • 地震を原因とする損害のため、保険金のお支払いは生じません。

<地震保険>

  • 実際の修理費ではなく、損害の程度により「一部損」となった場合は地震保険金額の5%、「小半損」となれば30%といったように支払われます(保険金は時価額の一定割合が限度となります)。
いかがでしょうか。
公共性の高い地震保険では、短期間に大量の損害調査を行い、迅速かつ公正に保険金をお支払いするために、あえてこの保険金支払いパターンとなっており、他損保商品と比較してもシンプルになっているのです。
その違いが、もっとも顕著に表れたのが、(例2)のようなケースとなります。

そもそものところですが、「地震保険」は「被災者の生活の安定に寄与する」ことを目的としており、「建物」や「家財」の復旧を直接の目的としておりません。
そんなところも、こうした違いが生じる背景かもしれませんね。
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